リハビリテーション科

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リハビリテーション科

私たちが患者様の回復をサポート致します。

リハビリテーション科からのごあいさつ

皆様にとって、「リハビリテーション」はどのようなイメージでしょうか?
筋力・体力をつける運動や、平行棒で歩く練習、食事の為に箸を使う練習、言葉を使う、文字を書く練習などいろいろだと思います。その全てが、「今よりもより良い状態」を目指して行われます。
それを担う、私たちリハビリテーション科のスタッフが日々考えることは、「何をどうすれば、目の前の患者様・利用者様の希望に少しでも近づくことができるか?」ということです。リハビリテーションの方法は様々です。徒手的な治療、運動課題の設定などの身体的な治療のみならず、杖の選定や家屋評価(Home evaluation)などの物的環境の整備も行います。
対象となる患者様・利用者様に、今最も必要な事を考え、患者様とよく相談しながら実践する、ということを心がけております。

また、昨今の地域包括ケアの概念のもと、患者様が住み慣れた地域で安心して生活できるよう、他職種と十分な連携を図るよう意識しております。
今後も、最良のリハビリテーションを提供できるよう、科員一同努力して参ります。

リハビリテーション科 科長 金光寺 康幸

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リハビリテーション科について

リハビリテーション科は理学療法士45名、作業療法士19名、言語聴覚士3名、計67名のセラピストを配置し、入院、外来を問わず障害を抱えた患者様が1日も早く、より自立度の高い状態で社会復帰できるよう支援してまいりました。しかし、患者様の高齢化が進み、社会復帰後に十分なリハビリが受けられず、徐々に体力が低下していく患者様も多く見てきました。
そこで介護保険分野でのリハビリ(通所リハ)を25年11月に開設し、社会復帰後の生活まで支援していきます。今後も患者様の声、ニーズに耳を傾け、患者様がその人らしく、充実した社会生活が送れるよう、より一層努力していきますので、宜しくお願い致します。

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平成18年4月の診療報酬改定により、個々の疾患毎にリハビリテーション実施期間に制限が設けられました。
ご理解のほど、よろしくお願い申し上げます。

区分 対象となる疾患(例) 上限日数
脳血管疾患等リハビリテーション料
  • 脳梗塞、脳出血、くも膜下出血等の急性発症した脳血管疾患
  • 脳腫瘍、脳膿瘍、背髄損傷等の急性発症した中枢神経疾患
  • 多発性神経炎、多発性硬化症等の神経疾患
  • パーキンソン病等の神経筋疾患
  • 失語症、失認、および失行症、高次脳機能障害
  • 難聴や人工内耳埋込手術等に伴う聴覚・言語機能の障害
  • 顎・口腔の先天異常に伴う構音障害
発症日から180日まで
運動器リハビリテーション料
  • 上・下肢の複合損傷、背椎損傷による四肢麻痺等の急性発症した運動器疾患
  • 関節の変性疾患、関節の炎症性疾患等の慢性の運動器疾患
受傷日・手術日から150日まで
呼吸器リハビリテーション料
  • 肺炎、無気肺等の急性発症した呼吸器疾患
  • 肺腫瘍、胸部外傷等の呼吸器疾患
  • 慢性閉塞性肺疾患、気管支喘息等の慢性呼吸器疾患
発症日から90日まで

ご不明な点は当院ソーシャル・ワーカーまでお問い合わせください。

医療相談室 TEL 043-251-3030(代) FAX 043-284-0181
                受付時間 月曜日~金曜日 9:00~17:30 土曜日 9:00~13:00

理学療法室

理学療法部門では主に、歩行等の基本的な動作能力の改善を主目的に理学療法を行います。 45名の理学療法士が病棟(分野)ごとに専任する 病棟担当制を敷いています。また、必要に応じ退院後の患者様や新規に発生した外来の患者様にも対応しています。

整形外科分野 骨折、関節痛など、主に骨関節疾患の理学療法
脳神経外科分野 主に脳血管障害の理学療法
その他の分野 内科、外科系疾患の身体機能低下(廃用症候群)、 外科術後の理学療法
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◎免荷式トレッドミル
商品名 SP-1000(株式会社モリトー)
適 応 脳卒中・脊髄損傷等により身体に麻痺がある方など。
効 果 専用のハーネスで身体を固定し、体重を部分的に免除することにより、安全に立ち上がりや歩行の練習が可能です。

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◎体組成計
商品名 inBody(株式会社インボディ・ジャパン)
適 応 立った姿勢での測定が可能な方
効 果 身体の中の水分量・筋肉量・脂肪量・肥満指標などを測定します。栄養状態の把握にもとても有用です。

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◎足底圧センサー
商品名 Waltwin(PARAMOUNT BED)
適 応 立ち上がる・立つ・歩くことが可能な方
効 果 足底圧(足の裏にかかる圧)の分布を画面上にパーセンテージで表示します。動作の分析を客観的に行うことができます。

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◎徒手筋力計
商品名 mobie(酒井医療株式会社)
適 応 筋力検査が可能な方
効 果 検査者が手でかける抵抗に対する患者さんの筋力の発揮を、数値化する機械。数値化することで客観性が得られ、筋力の向上を実感できます。

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作業療法室

作業療法士19名が勤務しています。

機能訓練や手工芸を行うテーブル、 調理訓練を行うキッチンなどを設置し、 障害回復のための訓練や、日常生活のための訓練、 趣味的活動などの作業療法を行っています。

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言語療法室

言語聴覚士3名が勤務しています。

失語症や構音障害などの言語障害をはじめ、 高次脳機能障害、嚥下障害、聴覚障害など、幅広く対応できるように努めております。

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患者様へのメッセージ

みつわ台総合病院リハビリテーション科は「全ての患者様に安心で安全かつ最良のリハビリテーションを提供する」という理念の基、障害を抱えた目の前の患者様のために今私たちができることは何かを考え、全スタッフが常に全力投球しています。患者様に一日も早く元気になっていただくために時には心を鬼にして厳しく、そして皆さんが悩んだり落ち込んだりした時には、そっと心に寄り添い、少しでも皆さんの力になれたら…と考えています。よく「病は気から」と言いますが、確かに気持ちが落ち込んだりすると、体も変調をきたします。ですから、私たちは皆さんの体に対してのアプローチだけでなく、心にもアプローチしていきます。ただ、「病は気から」を間違って解釈してしまうと病気や怪我など限界まで我慢してしまいがちです。そうなってからでは、もちろんリハビリをしても回復まで非常に時間がかかってしまいますし、なかなか善くならない…と過剰にストレスを感じてしまうことになり心と体の悪循環に陥ってしまいます。そうならないよう、何か調子が悪いな、痛いな等異常を感じたら早めに病院に来てご相談ください。

活動報告

リハビリテーション科では作業療法士が中心に季節ごとに色々なイベントを行っています。
年の初めには書初め大会、2月は節分、3月はひな祭り、園芸活動、7月の七夕や、夏の風鈴作りなどなど…その時期ごとの季節感を感じていただき、穏やかにそして明るく前向きに過ごしていただけたらなと思っています。
それ以外にも、院内での健康教室として『在宅介護方法』『転倒予防教室』なども行っています。
今後は、地域の自治会などでも健康教室を行う予定です。
これからは、さらに地域の皆様の健康増進のために尽力していきます。

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資格取得:

  • 3学会合同 呼吸療法認定士:3名
  • 認知症ケア指導管理士:3名
  • 介護支援専門員:2名
  • 福祉住環境コーディネーター:8名
  • 日本赤十字社救急法救急員:2名

学会発表:

  • 第17回理学療法士学会(平成24年)
    「肩鎖関節脱臼を受傷し、著明な関節可動域制限を呈した一症例」:芋川 雄樹
  • 第35回高次脳機能障害学会(平成24年)
    「言語スクリーニングテストSTADの開発-ビデオ法を用いた検査者間の信頼性の検証-」 :荒木 謙太郎

表彰:

  • 第2回言語聴覚研究優秀論文賞
    「脳損傷後急性期における言語障害スクリーニングテストの開発」:荒木 謙太郎